防災避難訓練

本日、小規模特別養護老人ホームキラッと美川とキラッと美川デイサービスセンター合同で防災避難訓練を行いました。

今回は災害が起きても業務を継続できるようにたてられた計画(BCP)の内容に沿って行いました。

キラッと美川では、日中に大雨・洪水警報が発令され、浸水の可能性があるため水害に備えるという想定で、1階の入居者様を2階へ避難誘導、またそのまま2階で過ごすことになるため、必要なもの(ベッドや薬、食品など)も2階に運ぶという訓練を行いました。

まず、2階フロアでは普段生活しているところに1階10名分の入居者様のベッドが運びこまれるため、スペースの確保!!

フロアのテーブルを片隅へ。
テーブルを片付けベッドを置けるスペースができました。

そして入居者様の避難。

今回の訓練ではエレベーターは稼働している想定で、1階から2階へは順番にエレベーターを使って移動しています。

エレベーターが浸水を感知すると、キラッと美川の場合は2階にエレベーターが停止し使用できなくなります。もしも利用中にエレベーターが止まっても「開」ボタンが使用でき、閉じ込められる可能性は低いそうです。

ただし雨などが上から入り込んできた場合は、機械が故障し閉じ込められる可能性があります。雨の情報や建物に損壊がないかも確認しないといけないですね!!

ベッドで横になっている入居者様(今回は入居者役の職員です)も2階へ。

2階へ避難しますね。
ベッドの移動完了!

管理栄養士さん達も、飲料水や非常食の準備、避難中の非常食での献立を考えました。


最後は発電機も2階へ運び、操作の確認をしました。

今回は日中想定ということもあってか、避難開始から27分で全員の避難、物品の運び込みが完了しました。想定していた時間より短くスムーズに行えたと思いますが、夜間だとどうなるのか、ベッドを順に運べるのか、オムツの運搬やトイレはどうするのか等の課題もみつかりました。

今回、実際に行ってみて分かったこと、改善する点などを話しあい、その内容を業務継続計画(BCP)に盛り込み、実情にあったものに修正して、もしもの災害が起こったときに備えていきたいと思います。