キラッと迷画館12 ☆

先日知人が思いつめた顔つきで私に相談を持ちかけてきました。

アルコールが一切飲めないその知人は、合コンで立て続けにお茶しか頼まなかったらしく、トイレに行っていた隙についたあだ名が「千利休」になったとの事で、どうしたら良いか?と相談されましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

(あまりにくだらない相談内容のため、裏千家であろうがお茶の水博士であろうが正直どうでも良く、イマイチ親身に相談にのれませんでした)

最近ひょんなことから、長年の付き合いだったポンコツの愛車を手放したのですが、ポンコツとはいえ希少車という事もあり大事にしていた愛車。

別れは感慨深いものがありました。

そんなこんなで今回は作品ではなく「車がキーワードの映画」について書いてみようと思います。

自分も含め地方で生活をする人にとっては、車が無いと生活が成り立たないこともしばしばの車。

移動手段としての道具としか見出さいな人もいれば、それ以上の価値を見出す人もいます。映画で描かれる車は登場人物の相棒的位置づけや色々な思いを持って描かれることも少なくありません。

最近の車の映画といえば「ワイルドスピード」シリーズですね。

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主人公のポール・ウォーカーが皮肉にも、愛車のポルシェで事故死した事件も記憶に新しいですが、来年公開予定の続編となる7作目は、体格が似ている弟で撮影して、顔だけポール・ウォーカーをCGで当て込むらしいです。

主人公の乗る車はガッツリ改造され施した日本車が多かったのも斬新でした。

また脇をガッチリ固めていたって言うか、真の主役的な扱いのヴィン・ディーゼルが乗るポンティアックが、並々ならぬ存在感だったのもポイントです。

映画「XXX」(トリプルエックス)でもヴィン・ディーゼルの愛車はポンティアックだったので、個人的にも好きなんでしょうね。

ポンティアック

車の映画といえば007シリーズも欠かせないですね。

主役よりも車が話題になることもあり、自動車メーカーの宣伝映画みたいな感じがしますが、DB5は今みてもカッコイイ車です。

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またトヨタの2000GTもかっこよかったです。(以前レクサスのディーラーで実物をたまたま拝見した際は感動しました!近づき過ぎて警備員のおじさんに滅茶苦茶怒られましたが・・・)

最近ではヴァンキッシュなど使用していますが、先日ネットで「カジノロワイヤル」のボンド仕様の車両が販売されており、お値段3,320万+ディーラーオプション141万!

どんなディーラーオプションなのかさっぱり見当がつきませんが、141万でコンパクトな乗用車が買え、なおかつ車両価格で土地を購入して家が立ちます。

小さい時からずっと思っていることですが、こんな目立つ車に乗っているスパイは、どこの国を探してもいないでしょうね(笑)

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その他に宮崎駿監督の「ルパン三世カリオストロの城」で出てくるFIAT500。

あの可愛い車、知っている人は知っていますが、実在する名車なんです。

最近では小栗ルパンにも登場していますし、「グランブルー」でジャン・レノが乗っていたボロボロの車もこれです。

私の近所で所有していた方がおられたのですが、どうやら最近手放したみたいで、年々数が減って来ているようです。

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あとみんなが大好きな「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。

未来や過去に行けるデロリアンは永遠の憧れです。

あの車はやっぱり、行きたい場所ではなく、行きたい時代に行けるのが最大の魅力?ですね。

実際元になったデロリアンは2年ほどの生産期間で約9,000台生産していたようです。未だに中古車が出回っておりますが、値段は800万程から応相談まで様々です。

最近では電気自動車で奇跡の復活販売(販売価格1,240万、高っ!)しているみたいです。当たり前ですがプルトニウムでは動かないらしいです。

やっぱりみんなの憧れの車なんですね。

そういえば主役のマイケル・J・フォックスも13年ぶりに奇跡の復活を遂げた、ドラマ「SHOW」が話題になりましたが、こうなったら4作目を期待しちゃいますね。

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そして最後に紹介したい作品はクリント・イーストウッド監督作品。

「グラン・トリノ」。

おおらかで豊かな昔のアメリカの時代背景と、移民問題や人種差別問題等多くの問題を抱える今のアメリカとの落差、そして朝鮮戦争の辛い思い出等の主人公の思いが、グラン・トリノに象徴しており、これ程の思いが詰まった車が登場する映画もそうは無いと思います。

さして最後にその象徴するグラン・トリノの行く末が、このストーリーを上手く終結させたのだと、勝手に思っています。

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今回は千利休から始まり車の映画ばかり紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

実はこの他にも「バニシング・ポイント」(この映画は個人的にアメリカ映画の最高傑作の1つだと勝手に思っています)や「アメリカン・グラフィティ」に「60セカンズ」「キャノンボール」に「ミニミニ大作戦」等々、紹介したい車の映画が山のようにありますがキリがないのでこの辺で。

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それでは皆さん、くれぐれも安全運転で、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。